今回はカプセル式のコーヒーメーカーである「UCCドリップポッド」を紹介させていただきます。
「カプセル式のコーヒーメーカーとは何か?」ということから「UCCドリップポッド」の「DP2」の評判や実際に使用した感想など、コーヒーチェーンを中心に年間1000回カフェに通う私が、徹底的にお伝えさせていただければと思っております。
カプセルコーヒーメーカーとは
「UCCドリップポッド」はカプセル式のコーヒーメーカーの1種です。
カプセル式のコーヒーメーカーは通常のコーヒーメーカーとは違い、コーヒーの粉をセットするというのではなく「カプセル」というものを使用します。ちなみ「UCCドリップポッド」の場合は、このカプセルのことを「ポッド」という風に呼んでいます。
このカプセルをコーヒーメーカーにセットしてボタンを押すだけで簡単にコーヒーができます。とにかく手間がかからないのが特徴。
通常のコーヒーメーカーの場合は、使用後にフィルターについているコーヒー粉の洗浄などをする必要がありますが、カプセル式の場合は、使用したカップを捨てるだけなのでそういった作業が必要ありません。ちなみにカプセル式のコーヒーメーカーでは「キューリグ」なども有名です。
【関連】カプセルコーヒーメーカー「キューリグ」徹底解説!実際に使用した感想!【ネオトレビエBS200】
カプセル(ポッド)について
カプセルは、特殊な製法によって挽きたての味わいが完全に密封されています。コーヒーを淹れる技術がなくても、誰でも簡単に本格的な味が楽しめるのがカプセル式コーヒーメーカーの魅力なのです。
また、それぞれのメーカーごとにオリジナルのカプセルを出しており「そのカプセルの味を飲みたい!」という理由で、カプセル式コーヒーメーカーを買う人もいるようです。
カプセル一個あたりの値段は、大体60円~100円くらいなので、コーヒー粉で淹れるよりかは、コストがかかります。(価格はものによりますが)
個人的には、一杯あたりの値段が少し高いという点を除いては、相当使い勝手がよいコーヒーメーカーだと思います。ちょっとした手間が面倒でコーヒーを淹れるのが億劫になってしまう方などにはぴったりだと思います。
カプセル式コーヒーメーカーの特徴一覧
・カップをセットするだけで、とにかく手間がかからない。使用後にフィルターについてコーヒー粉を洗うという作業がない。
・すぐに飲める
・味のクオリティが高い
・専用カップのオリジナルの味が楽しめる
・1杯あたりの値段が高い(大体60円~80円程)
UCCドリップポッドとは~DP2にできること~
「UCCドリップポッド」は、カプセル式のコーヒーメーカーです。自宅で簡単にプロのハンドドリップコーヒーが楽しめます。電源をを押してから90秒でスピーディーにコーヒーが完成し、片付けの手間などもほとんどかかりません。忙しい朝にも気兼ねなく本格的な味わいのコーヒーが飲めるというのが魅力です。
「UCCドリップコーヒー」を手掛けるのは上島珈琲店株式会社です。上島珈琲と言えば「大人のための喫茶店」をコンセプトとしたコーヒーチェーンで「黒糖ミルク珈琲」をはじめ、こだわりの「ネルドリップコーヒー」などが有名です。ですので、味に対する信頼は高いです。
【関連】上島珈琲店とは
しかも、「UCCドリップポッド DP2」は、今まではプロの手作業でハンドドリップするしかなくドリップポッド抽出機では不可能とされていた、スペシャリティコーヒーがボタン1つでできるようになったのです。スペシャリティコーヒーに関しては次の項目で説明させていただきます。
何種類の味が楽しめる?
(画像元:http://drip-pod.jp/drippod/)
「UCCドリップポッド」では、コーヒーから紅茶、日本茶まで20種類以上の味を楽しむことができます。(2018年2月現在)
毎日飲んでも飽きないようにブレンドされた「リッチブレンド」や「スペシャルブレンド」。スペシャリティコーヒーのように贅沢な味わいのものまで、気分に合わせてコーヒーを楽しむことができます。
ポッドについて詳しくは⇒ドリップポッドのカプセルは何種類?<飲んだ感想・定期購入(頒布会)はお得?>
ドリップポッドで飲める!「スペシャリティコーヒー」って何?
スペシャリティコーヒーは、ざっくりと説明しますと、厳しい審査をくぐり抜けた質が高いと正式な認定を受けたコーヒーです。
近年、アメリカではスペシャリティコーヒーを取り扱ったコーヒーショップが流行し、「サードウェーブ」というムーブメントとして話題になりました。日本にも続々とスペシャリティコーヒーを取り扱うカフェが登場しました。1杯400円程から800円を超えるものまで、基本的に通常のコーヒーよりも高い値段で提供されています。
詳しくは⇒スペシャリティコーヒーとは?~シアトルが発祥の理由~
評判について
「UCCドリップポッド」では、そんなスペシャリティコーヒーの本格的な味を、手軽に安価に自宅で飲めてしまうのは、魅力的です。そのため「UCCドリップポッド」は、レベルの高いコーヒーを提供していることから、コーヒーに対して本物嗜好が高い方から支持を集めているようです。
レギュラーコーヒーもできる!
ドリップポッドは専用のポッドだけでなく、レギュラーコーヒー(粉のコーヒー)も作ることができるのが魅力です。抽出量も調節できるので、普通のコーヒーメーカーがなかったとしても、レギュラーコーヒーを作る役割も担ってくれるのがよいところです。
その他スペック!うるさくない?何杯入れることができる?
音は静かです。ほぼ音はないに等しいので気になることはないかと思います。
通常サイズの水タンクは0.75L(750ml)で約5杯分(140ml抽出時)作ることができます。別売りの、大容量タンク1.5L(1500ml)を使用すれば連続10杯(140ml抽出時)作ることができます。
ドルチェグストとの違い
「UCCドリップポッド」は、カプセルコーヒーメーカーの「ドルチェグスト」と比較されることが多いです。細かい機能の違いはあるものの、大きな違いはそもそも主として作るコーヒーの種類が違うということです。
ドルチェグストは「エスプレッソ」というコーヒーを作るのがメインです。エスプレッソは、圧力をかけて抽出したコーヒーです。噛み砕いていうと、ギューっと凝縮して作った濃厚なコーヒーとでも言った方がよいかもしれません。ブレンドコーヒーなどとは全く違う味わいです。
「美味しいブレンドコーヒーが飲みたい」という目的であれば「UCCドリップポッド」の方が個人的にはおすすめです。
ドルチェグスト⇒ネスカフェ ドルチェグスト徹底解説!実際に使用した感想!【ジェニオ2 プレミアム 】
写真:ドトールのエスプレッソ(Sサイズ220円)
エスプレッソ理解するには実際に飲んでみるのがよいと思います。大体どこのコーヒーチェーンでも置いてあるので訪れてみるのもよいでしょう。ちなみに、ドトールコーヒーではショートサイズ220円から飲むことができます。(ドルチェゲストのものとは全然違いますので、あくまでエスプレッソとは何かを理解する上でのご参考までに)
実際に使ってみた!
「UCCドリップポッド」の魅力は、電源を押してから90秒で、手間をかけず本格的なコーヒーが飲めるところです。しかし実際のところはどうなのでしょうか?「UCCドリップポッド DP2」を使ってみました。
手間は本当にかからないのか?
「UCCドリップポッド」でコーヒーを淹れる手順を、おおまかにまとめてみました。実際に使用している感覚を掴んでいただければ幸いです。
①タンクに水を入れる
②電源をONにして30秒待つ
③ポッド(カプセル)をマシーンにセットする
④湯量を設定して「COFFEE」「TEA」「GREEN TEA」で該当するボタンを押す
⑤完成!
実際に使ってみた感想ですが、とにかく手間はかからずものすごく楽です。コーヒーの粉を測る工程や、フィルターを洗うという工程もないため、億劫になって「本当はコーヒーが飲みたいけど我慢する」というような事態にはならないかと思います。スピーディーにコーヒーが出来ていく感覚はちょっとした快感です。
僕は他に「キューリグ」というカプセル式のコーヒーメーカーを持っているのですが、起動時間が3分程かかってしまうのが「キューリグ」の難点でした。しかし、UCCドリップポッドの場合は電源を押して30秒ほどで、すぐにコーヒーを淹れられる状態になるところがとても良いです。操作性もシンプルなので、毎朝コーヒーを淹れることが負担にはならないと思います。
片付けの手間はどうか?
片付けは、とても楽です。使用したポッドを取り出して捨てて、ポッドを入れているところを軽く水で注ぐだけです。特にコーヒーの汚れが目立ってついている訳ではないので、正直言って「洗う必要ないかも」と思ってしまうレベルです。楽です。
レギュラーコーヒーはどう?
レギュラーコーヒーも淹れてみました。専用のカップに淹れて、ポッドと同じような要領でセットします。やはり飲み終わった後に、フィルターの粉を洗う手間がかかります。一度、カプセルを使うと、味の質も高いし手間もかからないので、カプセルを使うことがメインになるかと思います。
実際に飲んでみた!味の感想は?
「リッチブレンド」を飲みました。こちらはUCCのコーヒー鑑定士がブレンドを監修した、酸味を抑えたコクのあるのが特徴のブレンドコーヒーとのことでした。ドリップポッド定番の味わいです。
「リッチブレンド」は家庭で飲む美味しいコーヒーというより、本格的な味わいが楽しめるコーヒーです。ナッツのような香りに、適度な酸味とコクのある味わい。バランスがよいです。これが自宅で手軽に飲めるという事に、コーヒーメーカーの凄みのようなものを感じてしまいます。店で提供されてもおかしくはないレベルだと思います。
適正の抽出量が180mlということで、たっぷり飲める量であるにも関わらず、味が薄くないのがよいです。たっぷり本格的な味わいを楽しむことができます。個人的には味のクオリティは申し分ないように感じました。
ちなみに、もう1つの定番コーヒーである「スペシャルブレンド」も飲んだのですが、こちらの方はバランスが取れていて、本格的な感じというよりは、家庭で飲めるすごく美味しいコーヒーというような感じでした。コーヒーの種類によって違う味を楽しめるのも魅力。
詳しい感想はこちら⇒ドリップポッドのカプセルは何種類?<飲んだ感想・定期購入(頒布会)はお得?>
価格はいくらなのか?2種類の入手方法!
「UCCドリップポッド」の手に入れる方法は大きく分けると2種類あります。普通に本体を購入する方法と、UCCが実施している頒布会を利用する方法です。
本体を購入する
「UCCドリップポッド DP2」の入手方法として、amazonや店頭などで本体を購入して好きなポッドを自由に購入するという方法です。要するに普通に買うという方法。
amazonの価格によると(2018年2月現在)本体の価格は「ドリップポッドDP2」12560円。
ポッドは最もお得なリッチブレンドが8個入りで539円(1杯約67円)、ブルーマウンテンブレンド1036円(1杯約129円)となっております。
「UCCドリップポッド DP2」の場合は、普通にamazonなどで購入するだけでなく「頒布会」という手段を使うことでお得に楽しむこともできるのです。
UCCドリップポッド頒布会について
UCCドリップポッドを楽しむのには頒布会という手段があります。定期購入が原則となりますが、先程お伝えしたように普通に購入した場合よりも総額にすると1万円以上お得になります。
頒布会では、DP2が無料でついてきて、月ごとに48杯分のコーヒーが毎月ご自宅に届けられます。
月替わりコーヒーが16杯と、ブレンドコーヒー2種が32杯分。マシンが無料でついてきて毎月48杯のコーヒーが3900円(1杯約81円)で飲むことができます。スペシャリティコーヒーなどもお得に飲むことができるのです。
ちなみに、12ヶ月が経過するとマシンは自分のものになります。そこからは、48杯のコーヒーを2900円(1杯約60円)で飲むことができます。
頒布会の大きなメリットは普通に購入するよりもお得に楽しめるということです。
ただ48杯分ということで、1日2杯飲む方や同居している方も飲まれる場合はよいのですが、1人で飲む場合だと少し多く感じてしまう方もいると思います。また、他にも色んなコーヒーメーカーの味をとっかえひっかえして楽しみたい方には不向きかもしれません。
ただ、UCCドリップポッドのコーヒーの味はクオリティが高く、人によるところもありますが、UCCドリップポッドだけを飲んでいても、とても充実したコーヒーライフを過ごせるかと思います。
「UCCドリップポッド DP2」があると、自宅で手間をかけずに本格的なコーヒーを楽しむことができます。カプセルコーヒーも掘り下げて知っていくと、新たなカフェライフを過ごすことができて楽しいと思います。
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