今回はカプセル式のコーヒーメーカー「Keurig(キューリグ)」を紹介させていただきます。
「キューリグ」は日本ではマイナーなコーヒーメーカーではありますが、アメリカでは国民的なコーヒーメーカーなのです。しかも、スターバックスやタリーズコーヒーのカプセルが「キューリグ」ならば飲むことができるのです。
この記事では「カプセル式のコーヒーメーカーとは何か?」ということから「キューリグ」の「ネオトレビエBS200」を実際に使用した感想などまで、徹底的にお伝えさせていただければと思っております。
カプセル式コーヒーメーカーとは
「キューリグ」はカプセル式のコーヒーメーカーの1種です。
カプセル式のコーヒーメーカーは通常のコーヒーメーカーとは違い、コーヒーの粉をセットするというのではなく「カプセル」というものを使用します。
このカプセルをコーヒーメーカーにセットしてボタンを押すだけで簡単にコーヒーができます。とにかく手間がかからないのが特徴。通常のコーヒーメーカーの場合は、使用後にフィルターについてコーヒー粉の洗浄などをする必要がありますが、カプセル式の場合は、使用したカップを捨てるだけなのでそういった作業が必要ありません。
カプセルについて
カプセルは、特殊な製法によって挽きたての味わいが完全に密封されています。コーヒーを淹れる技術がなくても、誰でも簡単に本格的な味が楽しめるのがカプセル式コーヒーメーカーの魅力なのです。
また、それぞれのメーカーごとにオリジナルのカプセルを出しており「そのカプセルの味を飲みたい!」という理由で、カプセル式コーヒーメーカーを買う人もいるようです。
【関連】カプセルコーヒーメーカーのカプセルがコーヒーの美味しさを保てる理由!
カプセル一個あたり大体60円~100円くらいなので、コーヒー粉で淹れるよりかは、1杯あたりのコストがかかります。(価格はものによりますが)
個人的には、一杯あたりの値段が少し高いという点を除いては、相当使い勝手がよいコーヒーメーカーだと思います。ちょっとした手間が面倒でコーヒーを淹れるのが億劫になってしまう方などにはぴったりだと思います。
カプセルコーヒーメーカーの特徴一覧
・カップをセットするだけで、とにかく手間がかからない。使用後にフィルターについてコーヒー粉を洗うという作業がない。
・すぐに飲める
・味のクオリティが高い
・専用カップのオリジナルの味が楽しめる
・1杯あたりの値段が高い(大体60円~100円程)
キューリグとは~アメリカでは一番有名なコーヒーメーカー!?~
カプセル式コーヒーメーカーと言えば「ドルチェグスト」や「UCCドリップポット」が日本では有名です。「キューリグ」は日本ではどちらかというとマイナーな存在。聞いたことがないという方もいるでしょう。
実はキューリグはアメリカでは超メジャーなコーヒーメーカーなのです。アメリカでは北米全土で2000万以上の家庭やオフィスに、キューリグのコーヒーメーカーが置いてあるといいます。キューリグで使用されるカプセルである「Kカップ」は、街の至る所で販売されているそうです。
広告もあまり打っていないようで、日本ではあまり知られていませんが、実は国内で言えば、日本の某有名老舗ホテルでは、このキューリグで淹れたコーヒーが振る舞われていたりします。そのため味のクオリティが高いことは折り紙付きなのです。
ちなみに「Keurig(キューリグ)」は、デンマーク後で「卓越性」を意味する言葉。
キューリグの開発者である、ジョン・シルヴァンさんは、キューリグのコーヒーメーカーを完成させるため味覚テストで1日30~40杯のコーヒーを飲み、カフェイン中毒で病院に運ばれたという逸話はよく語られております。
キューリグのKCUPは上島珈琲店の味!
キューリグには「Kカップ」というカプセルを使用します。このキューリグのKカップは、日本では上島珈琲店株式会社が手掛けております。
上島珈琲店と言えば「大人のための喫茶店」をコンセプトとしたコーヒーチェーンで「黒糖ミルク珈琲」をはじめこだわりの「ネルドリップコーヒー」などが有名です。ですので、味に対する信頼は高いです。
【関連】上島珈琲店とは
キューリグにできること!特徴などについて!
キューリグは本格的な味わいを手間をかけずに飲めるのが魅力です。以下では具体的にお伝えさせていただきます。
何種類の味が楽しめる?スターバックスやタリーズも!
キューリグでは、コーヒー15種類、紅茶、緑茶、中国茶2種類の合計19種類のドリンクを飲むことができます。コーヒーの取り揃えが多いのが特徴で、自分好みの一杯を探すのも楽しいと思います。
カプセルの詳細はこちら⇒キューリグのカプセル(Kカップ)は何種類?感想とおすすめ!
また、キューリグはアメリカでは一般的に使用されているため、アメリカでは500種類以上のKカップが販売されていると言います。スターバックスやタリーズコーヒーからも販売されており、日本でもamazonや楽天、海外オークションサイトのebayから入手することが可能です。
ちなみに現地では安く入手できるため、アメリカなどに旅行に行った際は、購入して帰ってくるのもよいでしょう。
スターバックスのカプセルについては⇒「キューリグ」でスタバのコーヒーを飲む方法を解説!感想は?【フレンチロースト】
1杯あたりいくらで飲めるのか?本体価格はいくらなのか?
公式の通販によると「ベーシックロースト」12個入りで1088円(税込み)で購入することができます。つまり、公式通販で購入した場合は一杯あたり90円になります。
(Kカップは種類によって多少値段が変わりますが、今回はKカップの代表的な存在「ベーシックロースト」を参考に価格を計算させていただきます)
ただし、amazonなどで購入した場合は12個入りで841円、一杯あたり70円で飲むことができます。さらに定期お得便を活用すると12個入りで757円、一杯あたり63円で飲むこともできます。定期便はいつでも解約できるので、うまく活用すればリーズナブルにKカップを満喫することができるのです。
(外部リンク amazonの現在価格)
その他スペック!何杯入れられる?量の調整はできる?
最高で5杯入れることが可能です。
量の調整も可能です。量が少ない方が濃い味になります。
抽出量の幅は70ml~170ml。抽出時間は、約30秒~40秒です、
実際に使ってみた!
キューリグの魅力は、約30秒~40秒で抽出することができて美味しい味が誰でも簡単に作れるということです。実際のところはどうなのでしょうか?ネオトレビエBS200を使ってみました。
作るのに本当に手間はかからない?作る手順
キューリグでコーヒーを淹れる手順を、おおまかにまとめてみました。実際に使用している感覚を掴んでいただければ幸いです。
①タンクに水を入れる
②コードを差し、電源ボタンを押す。準備が整うまで3分程待つ。
③カプセルを入れる
④コップをセットして、スタートボタンを押す。終わり。
以上のような感じで、コーヒーを淹れることができます。量の調整をしたい場合は、つまみをいじれば簡単に変更することが可能です。
実際に使用してみても、手間はあまり感じないように感じました。スピーディーに仕上がっていく感じは心地よいです。しいて言うなら、スタートを押して起動まで時間が少々かかるのが難点だと思いました。
片付けの手間はどうか?
フィルターの掃除が楽なのがよいです。飲み終わった後は、カプセルを取って捨て、カプセルを入れてるところを取り外して軽く洗うだけです。
その後、ボタンを押して、中にたまっている水を取り除く「排水」という作業があるのですが、スイッチ1つでできるため、そこまで手間はかかりません。
もちろん楽ではあるのですが、UCCドリップポッドなどと比べると、若干手間に感じる工程が多いように感じました。排水などの作業も日によっては億劫になることもあるかもしれません。
【関連】カプセルコーヒーメーカー「UCCドリップポッド」徹底解説!実際に使用した感想!【DP2】
実際の味はどうなのか?美味しいのか?
今回はベーシックローストを飲みました。ベーシックローストはバランスの良いブレンドでKカップを代表する味わいだという触れ込みです。
実際に飲んだ感想を率直に言うと、僕は大分美味しいと感じました。
ベーシックローストは、インスタントのようなコーヒーの臭さや、コクの希薄さのような感じません。どこか上島珈琲店らしい優雅さを感じさせます。
触れ込みどうりバランスのよい味わいで、手軽にこの味が朝からササッと味わえるというのはある種の感動があります。本格的な味わいというよりは、ハイレベルな自宅コーヒーという感じ。
ミルクや砂糖を入れてもコーヒーらしさがちゃんと残ります。毎日飲んでも飽きづらい味わいであると感じました。しかもコーヒーだけでも他に15種類もあるので、大分楽しめるのではないでしょうか。
実際に飲みたいという人は、キューリグの試飲をやっている店に行ってみるのもよいかもしれません、秋葉原にある「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」では18種類全ての味が試飲することが可能でした。(現在も実施しているかは店舗にてご確認くださいませ)
他の味について⇒キューリグのカプセル(Kカップ)は何種類?感想とおすすめ!
キューリグの魅力だと思ったことや欠点
「キューリグ」は手間をかけず本格的なコーヒーを飲むことができます。しかし、他のカプセルコーヒーメーカーであるUCCドリップポッドなどと比べると、やや手間がかかるところが欠点だと思いました。
ただ「キューリグ」ならではの魅力もあります。コーヒーのカプセルをセットする時に、カプセル内についている針がカプセルの蓋をぷつりと割る音であったり、抽出する時の「キューッ」と小さい鳴き声のような音。
カプセル式でありながらもコーヒーを作ってる感が強い、味わい深いコーヒーメーカーだと感じました。
スターバックスやタリーズ、様々なKカップが楽しめるのが魅力です。amazonでKカップを探すという新たな楽しみ方を提示してくれるのもキューリグならではだと思います。
【カプセルコーヒーメーカー関連記事】
「キューリグ」でスタバのコーヒーを飲む方法を解説!感想は?【フレンチロースト】
カプセルコーヒーメーカー比較!ドルチェグスト・ドリップポッド・キューリグ!
【うちカフェ関連記事】