「ル・カフェドトール」は銀座にあります。
一見するとドトールであることすら気づかない高級なドトール。
今回はそんな「ル・カフェドトール」にはどのような思いを込められて作られて、実際どんな店なのかということを紹介させていただきます。
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ル・カフェドトール銀座店
ル・カフェドトール設立の経緯
ル・カフェドトールは1998年12月に銀座・三愛ビルの1階に「最高のコーヒーを、最高のお店で、しかも気軽に楽しんでいただきたい」そんな思いを胸に誕生したそうです。
「ル・カフェドトール」はそれまでの喫茶店のワンランク上を行く新業態のコーヒーショップ。
設立にあたってのこだわりは凄まじいものだったようです。
店舗デザインのこだわり
構想から開店まではおよそ10ヶ月の期間を要し、店舗デザインにあたっては数名のデザイナーでコンペを開いたのですが、満足できるものがなかったようです。
そこで「もういい!それなら俺がやる!」と言わんばかりに、フランス人デザイナーのアイデアを一部買って、結局ドトールの創業者である鳥羽博道さん自ら店舗のデザインをすることになったそうです。
そして1998年12月にオープンした「ル・カフェドトール」は鳥羽さん曰く
「12月ということもあって、街の至る所に色鮮やかなクリスマスネオンが飾られていたが、どんなオブジェやデコレーションよりも「ル・カフェドトール」は通りを行く人達の視線をひきつけていた」そうです。
いいデザインがないなら自分で手掛けてしまうというこだわりはすごいですね。
もし、僕が同じ立場だったら「あんまりいいのないけど・・・まぁ、見ようによっちゃこれはいいデザインじゃない?」と消去法で選んだデザインで「ル・カフェドトール」をオープンさせてました。
そうしていたら「ル・カフェドトール」は既にもうなくなっていたかもしれませんね。
店内の雰囲気は?
僕は2階の席で過ごしました。
2階席はフロアがドーナツ型になっていて、階段を登って左の方に進むか、右の方に進むかで大分店内の雰囲気は変わります。
左の方に進むと開放感溢れて、窓から銀座の景色を眺めることができます。
窓の外には三越が見えて「僕は今まさに銀座いるんだなー」という気持ちが強まります。
おしゃべりしているご婦人の2人組が多く、皆さんシンプルだけどいいものって感じの衣類を纏っていました。
皆さん上品な感じの喋り方で、夜寝る前にラジオで流れていたら、聴きながらぐっすり眠れそうな気もします。
階段を上がって右の方に進むと外の光が入らず、なんだか神々しい雰囲気に包まれております。
勉強したりとか日記書いたり、少し落ち着いてしゃべりたいという等の用途でしたらこちらの席の方がおすすめ。
「ル・カフェドトール」で勉強している人の姿を眺めると不思議とみんな偏差値が高そうに見えます。
また、僕は日記をつけるのが趣味なので日記をつけているとなんだかすごい賢いことをしてるような気持ちになりました。
僕が銀座という土地と「ル・カフェドトール」の持つ雰囲気に飲まれすぎてる感もありますが、見るものもすることもワンランク上になるような感じがします。
外にはテラス席もあって「ル・カフェドトール」は様々な雰囲気を味わうことができますね。
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ランチメニューを注文
ドトールとは大分メニューが違います。「レモニーミント」「ペリエ」「ショコラ」どれも通常のドトールでは置いてないものばかり。
通常のドトールではブレンドコーヒーは220円ですが、こちらでは450円と倍以上の値段になっています。
しかし、銀座という土地でコーヒー450円というのは意外と安いように感じます。
ランチセットはまず6種類あるパニーニから好きなものをチョイスし、それに+680円でドリンクとスープとサラダがつき、+480円だとドリンクとサラダがつきます。
ドリンクは「ブレンド」「アメリカン」「エスプレッソ」「アイスコーヒー」「ティー」「アイスティー」の6種類から選ぶことができます。
僕はパニーニ(560円)はカプレーゼを選択し、ドリンクはブレンドコーヒー。それにサラダが付いたセットにしました。
計1040円と結構贅沢なランチ。
カプレーゼはトロトロのトマトとクセのないチーズが絡み合って美味しいです。
コーヒーはほのかな苦味と酸味があり、さっぱりと飲みやすい味です。また奥行きも感じるような味で、シンプルな感じだけどこだわりがすごい、というどこか銀座の婦人たちのファッションとリンクするような味わいでした。
カプレーゼとの相性も抜群です。
なんか食べていると店の雰囲気と相まってパリにいるような気持ちになりました。(行ったことはないですが)
まとめ
ル・カフェドトールはドトールの高級バージョンではありますが、コーヒー450円と割とお手頃に楽しめます。
銀座で買い物などして「疲れたな、少し休みたいな」と思ったらフラっと立ち寄ってみるのもよいのではないでしょうか。
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