トルコのイスタンブールにあるカフェ「Lupe Cafe」
今日僕はここに来た。
ここは普通のトルコのカフェとは一味違う。
何が違うかと言えばここは「FAL」だ。
FAL、とは日本で言う「占い」の事らしい。やたらとFALがあるのでその辺に座っているトルコ人に聞いたらそう言っていた。
ターキッシュコーヒーというトルコのコーヒーを利用した占いで、トルコではいたるところにお店がある。
そのFALの中の一つが「Lupe Cafe」だ。
僕は占いを人生で一度もやったことがない。初の占いがトルコでの占いになった。
コーヒーと占い込みで25トルコリラ(約750円)だった。高いかどうかすらよく分からない。
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僕は既にターキッシュコーヒーにハマっていた。ターキッシュコーヒーを初日にくるくる回してしまい、苦い思い出を作った。(トルコイスタンブールカフェ「SEDA」~初の文化~)
しかし、そんな僕はもうここにはいない。
僕はターキッシュコーヒーの飲み方を知っている。下に溜まったコーヒー豆を混ぜないように上澄みだけ飲むのだ。
仮にコーヒー豆を飲んでしまい、喉に豆が絡まっても心配ご無用。ターキッシュコーヒーと一緒に出てくるお水でその豆の絡まりを取るのである。(トルコ、イスタンブール「T-CAFE」~日本人とおちょくり~)
ターキッシュコーヒーは苦みが強い。だからシュガーを入れた方がいい。ブラックで飲んだら苦すぎてコーヒーを遠ざけたくなる。(僕は特に苦みに弱い)
そんな知識を手に入れた僕はドヤ顔でターキッシュコーヒーを飲んだ。
コーヒーを飲み終わると下にコーヒー豆が残る。そうなったらカップにソーサーを被せる。そしてひっくり返す。
ソーサーにどのような形のコーヒー豆が残るのか。それによって占いの結果が変わってくる。
店員さんに準備が整った(カップをひっくり返した)ことを伝えると
「ちょっと待ってろ」
と言われる。
数分後、ばあさんが登場した。
アラビア語しか話せないばあさんが通訳係の店員さんにアラビア語で伝え、それを僕に英語で伝えてくれる。
ばあさんは
「よろしく」
と言うと、僕のタバコを取って吸いだした。
もっと厳かな感じかと思っていた。ただのファンキーなばあさんによる占いが始まった。
タロットカードも使って行われた占いは様々な事を言われた。
「君にはいつも一緒にいる友人がいるね?」
と言われた。
「あれ?福永(カフェなが)くんの事かな?」
と思った。
「その人と一緒ならきっと成功するよ」
と言われた。
「じゃあ違うのかな?」
と不覚にも思ってしまった。
「成功したいなら月と会話をしろ」
と言われた。
「それはいやだなぁ」
と思ってしまった。
でも、基本的に良いことしか言われず、とても楽しい時間を過ごした。
トルコのイスタンブールでは沢山FALがある。僕の他にも現地の女性が一人で来ていたりして日本の占いの感覚なんだろうな、と思った。もしイスタンブールに行く機会があれば是非行ってみてください。
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