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宮益坂を登りきり横断歩道を渡り少し歩くと左手に見えてくる「青山茶館」に僕(福永)は行ってきた。
「青山茶館」には初めての訪問だ。
「青山茶館」という名前からイメージしていたのは、オープンテラスがあってセレブな奥様が優雅にティーを嗜みながら歓談するような店。
しかし、実際行ってみるとザ・昭和の喫茶店という感じの雰囲気の店だ。
オレンジの明かりが店内を照らし、クラシックが流れ、細長い店内の奥のテレビからはフジテレビの『ノンストップ』の映像が流れていた。
カウンター席と2人席が数席あるこじんまりとした喫茶店。僕は角の2人席に座る。
お客さんは僕を除けばカウンターに座る常連と思われる紳士のおじいさんが1人。
渋谷にいることを忘れるような落ち着ける店だ。
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モーニングのセットを注文した。厚みのある食べごたえのあるトーストとコーヒーで530円。
かなりお手頃だ。
この店はおばさんとおじさんの2人で切り盛りしている。
おじさんは机の場所を変更したり、外に出たりしたり慌ただしく過ごしていた。
おばさんの方はカウンター越しに紳士なおじいさんと話してる。
2人の会話は大分盛り上がっており、盗み聞きするつもりはないが「痴呆」「健康」「花に話しかける」などのワードが断片的に入ってくる。
「しゃべることは健康にいい」と言ったトピックのようだ。
しゃべることは健康にいいか…。
僕はしゃべることが非常に好きだ。
特に心を開いた人にはしゃべり過ぎてしまう。
彼女がいた時は、僕は朝起きてから夜寝るまで起きた出来事を病気かっていうくらい喋りまくっていた。
一番ひどかった時には、彼女が台所で料理している時にあまりに話しを聞いて欲しすぎて料理をしている背後からエピソードトークを披露しまくってしまったこともある。
きっとすごいストレスだったと思う。
背後に僕が立つくらいなら、背後に幽霊が立っていた方がまだストレスを感じなかったと思う。
「しゃべるのは健康にいい」確かにそうかもしれない。
ただ、僕の場合はしゃべる側のことも考えなくては自分の健康と引き換えに相手の健康を奪い去ることになるので気をつけないといけないな…。
なんてことを思いながら、ふと気づくと常連さんがいなくなり店内は静かになっていた。
おばさんはカウンター席を離れ、2人席で新聞を読んでいる。
「青山茶館」という名前のイメージとは違い落ち着ける過ごしやすい喫茶店だった。
~りょうてつより~
青山茶館、昭和な雰囲気のカフェ(喫茶店)はとても好きです。
モーニングのあるお店はとてもいいですよね。僕もよく朝食をモーニングで済ませるので一度行ってみたいです。
「しゃべるのは健康にいい」と言いますが、福永くんは年々しゃべるようになってきてると思います。
この人低酸素状態になってるんじゃないか?と思う事もあるほどで逆に健康に悪いのではないでしょうか?
また、女性は話を聞いてほしい生き物だとよく聞きます。
もし福永くんに今後彼女が出来たらしっかりと話を聞いてあげてくださいね。
福永くんの為にも彼女の為にも。
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