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イスラエルのベングリオン空港内(搭乗を待つラウンジ)にRANCHcafeというカフェがある。
ここのカフェはフードコートのようなスペースの一角にあり、レジとキッチンがあるだけだ。飛行機を待つ時間を潰そうとホットコーヒーを頼んだ。
機内で飲むためのミネラルウォーターも一緒に買って19シュケル(約600円)。少し高めだが空港なので仕方ない。
飲食スペースは全面ガラス張りである。その為席からは滑走路が眺められて開放的かつ非日常感を味わいながらコーヒーを楽しみ、そして自分の時間を過ごすことができる。とても心が穏やかになる。
今、お昼の11時だが席は空いているので日本のフードコートのようにガヤガヤしすぎず、かといってシーンとしているわけでは無いので作業をするにはちょうどいい。
周りを見渡すと様々な国の方がそれぞれの時間を過ごしている。家族で来ている方、夫婦で来ている方、友人と楽し気に笑いながら過ごしている方、様々だ。日本のカフェももちろん一人ひとりの時間を過ごせる。
しかし、ここのカフェで過ごす一人の時間は「一人じゃないのに真の一人の時間」を過ごせている気がした。
コーヒーの味は酸味が無く、すっきりとしていた。イスラエルで飲んだコーヒーはどれも酸味があまりなかった。
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海外に来ると日本では考えないようなことを考える。
アジア圏に行った時はあまり考えないが、ヨーロッパ等の街並みが素敵な場所に一人で行くといつも思う事がある。
「ここに連れてきたくなるような彼女なら、僕はその子が本当に好きなんだろうな」
僕は基本的に一人で海外に行くので、誰かと景色を共有することがない。でも、それでいい。その共有の嬉しさよりも自由気ままに行きたいところへ行き、寝たい時に寝て、食べたい時に食べたい物を食べる自由が欲しい。
そんな僕がその自由を捨て、素敵な景色や街並みを共有してその子が喜ぶのを見て喜びたい。そんな子と付き合えたらとても幸せなんだろうな。
そんなことを海外では考える。