写真:ドトール宮益坂上店
渋谷駅より徒歩5分。宮益坂を登りきったところにあるドトールコーヒーショップ宮益坂上店に行ってきた。
以前ここには訪問したことがあって、レシートに『ドトールコーヒー宮益坂上店』と書いてあるのを見て
「宮益坂ってここのことだったんだ!」
と理解して、それ以来「宮益坂」と聞く度にこの店舗のことを思い出す。
周辺のチェーンカフェにはVELOCEとコメダ珈琲がある。
こちらのコメダは外観は夜に見るとバーのようにも見えるおしゃれな造りであり、高級感を打ち出した店舗でコメダでは通常ブレンドコーヒー420円だがこの店舗では550円する。
一度訪問してみたい気持ちもあったが、今日は仲の良い人たちと21時より渋谷で中華の食べ放題に行く予定で、それまでの時間調整での利用を考えていて気軽に入れるドトールに入店。
少し小腹が空いていたけど、この後中華の食べ放題が控えているので、ジャーマンドックを食べたい衝動をおさえてアイスカフェラテだけを注文して地下への階段を下る。
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ここの店舗は1階は席が数席程度しかないが、地下は席数が多く席の間隔も広い。
混雑していたとしてもゴミゴミした印象をそこまで受けないと思う。
今日はお客さんもまばらで話し声も高校生のカップルがひそひそと話す声くらいで
ほとんど聞こえてこない。また、以前訪問した時も混んではいても店内は静かであった。
同じ渋谷でもドトール渋谷一丁目店では、入店したらまず目に入るのが
「ただ今、店内が大変混み合っております。誠に恐れ入りますが先にお席をご確認いただきますようお願い申し上げます」という注意書き。
注意書きのように店内は非常に混雑しており席の間隔も狭く人が密集している。
その様子を見てるとスクランブル交差点が頭の中で思い浮かび
「僕は渋谷のドトールに来ているんだな」
という感覚を味わうことができて、それはそれで乙である。
渋谷感を味わうなら渋谷一丁目店の方がよいが、落ち着きたいなら宮益坂上店の方がおすすめである。
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アイスカフェラテを飲みながら静かな店舗で、ぼーっとしていると営業マンとしてここを訪問した時のことを思い出す。
当時は秋の終わりに差し掛かった時のころで、店内には宮益坂の道路沿いに植えられた木の落ち葉が店内の床に散らばっていた。
取引先に向かう際の時間調整に寄ってはみたものの、トイレに寄ったりしてたらゆっくりする時間は意外となくて、ブレンドコーヒーを流し込むように飲み干した。
その慌ただしかった時のことを思い出しならがアイスカフェラテを飲むと、よりのんびりとした優雅な気持ちになれる。つかの間の現実逃避。
渋谷の喧騒から離れてのんびりと過ごしたい方はこちらの店舗に訪れてみては、いかがでしょうか。
~高橋より~
ドトールが好きな福永くんならではの「宮益坂店」と「渋谷一丁目店」の比較、とても分かりやすくて良かったです。
営業の外回りをしていると「少し時間があるからカフェで作戦を練ろう」と思いコーヒーを飲むことがあります。
しかし意外と「あれ、先方の場所には10分前に着かなきゃいけないから…」と計算をしてみると時間がほとんど無く、無駄に飲みたくもないコーヒーをがぶ飲みしなければならなくなってしまうんですよね。
あれは営業経験者であれば一度は体験する苦い記憶ですね。
あと、冒頭に出てくる
「以前ここには訪問したことがあって、レシートに『ドトールコーヒー宮益坂上店』と書いてあるのを見て」
という文章。
「カフェに行く事」を「訪問」とする福永くん考え方にはカフェを既に「娯楽」ではなく「それ以上のもの」と考える「哲学」に似たものを感じとる事ができました。とても気持ちがよく分かります。
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