今回はUCCが販売しているドリップコーヒー「職人の珈琲」についてお伝えさせていただきます。
UCCに対しては缶コーヒーのイメージが先行してしまって、コーヒーの質についてはあまり高いイメージを持ってない方もいるのでは?と思っております。ぜひ、珈琲の職人を通じて「UCC」という企業の提供するコーヒーのニュアンスを知って、美味しく楽しいコーヒーライフをお過ごしいただきたいです。
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職人の珈琲とは
職人の珈琲は、UCC(上島珈琲株式会社)が提供する家庭用製品の主力ブランドです。2000年に発売されてから好評を博し、インスタントコーヒー、アイスコーヒー、何杯も飲みたいという方向けに120杯分の大容量のドリップタイプのものがリリースされています。
大容量のドリップタイプのものは1杯20円程度のリーズナブルな価格で、お湯を注ぐだけで手軽に本格的な味を楽しめるのが魅力。
私は自宅ではコーヒーは豆から挽いて飲むことが多いのですが、そういう工程が面倒臭い時にドリップタイプのコーヒーは手軽で助かります。味も本格的なもので、朝食のトーストと一緒にいただくと充実したモーニングタイムを過ごすことができます。
ちなみに、以前はもっとシンプルなパッケージだったのですが、「新しい職人のイメージを伝えることでさらなる成長を図りたい」という思いからデザインを刷新されています。過去を守る職人ではなくこれからどんどん変わっていくという進化感をブランドに持たせたいという思いがあるそうです。
「職人の珈琲」の味に対する説得力
UCCは缶コーヒーのイメージが強いから味はイマイチそう?
UCCは世界初のミルク入り缶コーヒーを提供したこともあって「UCCと言えば缶コーヒー」というイメージが先行して、コーヒーの味が美味しいなどのイメージを持っていない方もいるかと思います。
UCCはコーヒーにこだわりが強く、おいしいコーヒーを届けるために日本のコーヒー業界で初めてブルーマウンテンの農園経営に乗り出したりと、缶コーヒー以外のところでも美味しいコーヒーを提供するための道を切り開いているのです。
ちなみにUCCは上島珈琲店というカフェも運営しています。実際に足を運んでみることでUCCという企業のニュアンスをつかめるかと思います。
UCCの提供するカプセルコーヒーメーカーのドリップポッドもおすすめです。こちらは一杯あたりの価格はドリップコーヒーに比べて高いですが、より本格的な味わいが楽しめるのが魅力です。
【関連】
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カプセルコーヒーメーカー「UCCドリップポッド」使った感想・評判・DP2徹底解説!
「職人の珈琲」に使用されている袋「フレッシュバルブ」とは?
コーヒーを美味しく飲みたければコーヒー豆を粉状にした瞬間、いわゆる「挽きたて」の状態でコーヒーを淹れるのが最もベターな手段です。コーヒー豆は粉状にしてから空気に触れてしまうと、コーヒー本来の豊かな香りや風味は失われてしまいます。
ドリップパックは既に粉状のコーヒーが入っています。どうやって味の美味しさを保っているのでしょうか?
コーヒー豆は粉状にした瞬間が美味しいのならば挽きたての状態で空気に触れさせなければいいわけですから、挽いてすぐに真空状態の袋に入れればいいのでは?ということが想像できると思います。コーヒーの味は損なわれていそうなものですが、そこには工夫をされています。
しかし、コーヒーはガスを含んでいるので、そんなことをすれば袋は破裂してしまう可能性があります。
そこで「職人の珈琲」にはUCCでは独自に開発した「フレッシュバルブ」というパックが採用されています。このパックは外気を遮断しつつも、炭酸ガスだけを自動的に袋の外に出るような特殊な袋となっているのです。そのため、開封時に挽きたてのコーヒーの香りを実現することが可能となっているのです。
スターバックスでもこのような袋にコーヒー豆が入っています。スターバックスではこの袋のことを「フレーバーロック」と呼んでいます。
【関連】スタバ|フレーバーロックとは|コーヒー豆の袋についている丸い窪みは何?
作り方
作り方を下記に記載します。実際に作るイメージが湧けば幸いです。
①パックを取り出します。振ってコアンを下に寄せてからキリトリ線に沿って切り取ります。
②フックをカップの縁にひっかけます。カップは事前にお湯を入れて温めておいた方がよいです。
フックは下記のように外側に折り曲げることで安定感が増します。
③少量の熱湯を注ぎ、約20秒待ちます。(コーヒーの粉にお湯を馴染ませて安定した味のコーヒーを作るため)。そして、熱湯を2~3回に分けて約140CC注ぎます。
④完成です!パックは外してそのまま捨てるだけです。
実際に飲んだ感想は?ドリップコーヒー
実際に飲んでみましたので、感想をお伝えいたします。
まろやか味のマイルドブレンド
豆の臭みや雑味などもなく安定した味わいです。低価格で、安心して本格的な味わいが楽しめることから、個性的な存在というよりは「優等生」という言葉が連想されます。
「まろやか味のマイルドブレンド」は3種類の中で最もバランスのよい味です。酸味よりやや苦味が際立っています。バランスが良い味で、リーズナブルなドリップコーヒーではありますが薄くて美味しくないということは一切ありません。
「酸味」というのは酸っぱいというネガティブな連想をされるかもしれませんが、職人の珈琲の酸味は心地のよいものです。
UCC 職人の珈琲 ドリップコーヒー まろやか味のマイルドブレンド 100P×1箱入(外部リンク)
深いコクのスペシャルブレンド
「深いコクのスペシャルブレンド」は3種類の中で最も苦味が強いです。3つの中で一番ずっしりと飲みごたえのある味わいをしています。苦味はピリッと来るようなものではなくありません。苦いコーヒーが苦手という人も飲みやすい味だと思います。
UCC 職人の珈琲 ドリップコーヒー 深いコクのスペシャルブレンド 100P 700g(外部リンク)
あまり香りのモカブレンド
すっきりとした飲み口で、一番飲みやすい味わいだと思います。気軽にすーっと飲むことができて、重たいコーヒーを飲みたくない時にはちょうどよいと思います。3種類の中で最も酸味が強いですが、いやな酸っぱさはありません。
UCC 職人の珈琲 ドリップコーヒー あまい香りのモカブレンド 100P 700g(外部リンク)
全体的にバランスがよく優等生的な味わいだと感じました。人によって大きく好みが分かれるというタイプのコーヒーではないと思います。UCCらしくこだわりが垣間見えるもので、万人受けするような安定感のあるコーヒーだと思います。
「職人の珈琲」100Pの値段は?まとめ買いはお得なのか?
「職人の珈琲」はインターネット通販だと100Pなどの大容量パックも販売されています。まとめて買うことで1杯あたりの価格は安くなります。下記ではamazonの価格を基に、まとめ買いはどれくらいお得なのかをお伝えさせていただきます。 (UCC公式サイトでもamazonをすすめているためamazonにて算出)
下記に、容量ごとの価格と1杯あたりの価格を表にしました。
何杯入り | 価格 | 1杯あたりの価格 |
---|---|---|
18P | 569円 | 31円 |
50P | 1296円 | 26円 |
100P | 2071円 | 21円 |
120P | 2659円 | 22円 |
※価格は『深いコクのスペシャルブレンド』で算出。価格は現在のものです。
18P入りで1杯あたり31円と大分安いとは思いますが、100Pだと1杯あたり21円という驚愕の安さです。毎日コーヒーを飲んだとしても約600円程度です。
ちなみに、amazonだと定期購入もすることができ、100Pの場合だと、通常は2071円ですが定期便だと1864円(1杯あたり19円)とさらにお得になります。
amazonの定期便の解約は簡単にできますので、できるだけ安く済ませたい方は選択肢のひとつとして入れてもよいでしょう。
自宅で手軽に飲むことができるドリップコーヒーの存在は助かります。各社のブランドの特徴や性格のようなものを知ろうという好奇心を持って飲むと、より楽しいコーヒーライフを過ごせるかと思います。
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