今回はルノアールの誕生秘話をお伝えさせていただきます。
いかにしてルノアールが誕生したかを知ることによって、ルノアールの立ち位置が理解することができ、愛着を持って接することができるようになっていただければ幸いです。
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ルノアールの誕生
喫茶室ルノアールは1964年に日本橋に1号店が誕生しました。「ホテルのロビーのような雰囲気」をコンセプトとし、重厚なソファを使用、店内は席の間隔も広くゆったり空間。
高度経済成長期と共に店舗数を拡大していき、80年代は営業マンを中心に高い支持を獲得していきました。中高年の男性の利用客が多く、同社がコンセプトとして掲げ得る「都会のオアシス」になぞらえて「オヤジのオアシス」なんて言われ方もしていました。
ルノアールは煎餅屋さんだった
ルノアールが元々は「花見煎餅」という煎餅屋さんでした。この花見煎餅という会社の喫茶部門が独立して、銀座ルノアールになったのです。
開店当初はメニューの中に日本茶と煎餅のセットがあったそうです。
ルノアールでは、飲み物が減ってくると店員さんが湯呑みに入ったお茶を出してくれます。よくよく思えば「喫茶店でなぜお茶?」と不思議ですが、こういう経緯があったのならばお茶が出てくるのも納得がいきます、
ルノアールという店名の由来
喫茶室ルノアールは「名画に恥じぬ喫茶室」というキャッチフレーズを掲げていますが、店名の由来は画家のルノワールから来ています。店名の候補は他にも「ゴッホ」「ドガ」などがあったそうです。いずれも有名な印象派の画家です。
名前の由来になっただけではなく、現在でも喫茶室ルノアールとルノワールの関わりは色々とあります。
2016年に開催されいた「ルノワール展」と喫茶室ルノアールのタイアップ企画が行われたこともありました。展覧会の半券を喫茶室ルノアールに持参すると「ルノアールブレンド」「水出しアイスコーヒー」が50円になったそうです。
ちなみに、店内にもルノワールの絵が飾られています。
上記の写真に映っている絵は「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」という作品でルノワールの初期の傑作。「ルノワール展」で人気投票で1位を獲得する程、ポピュラーな作品です。
喫茶室ルノアールでは、コーヒーだけでなく名画も楽しめます。ルノワール以外の印象派の作品も飾られているので、絵にも注目してみてはいかがでしょうか。
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創業当時のコーヒーについて
ルノアールの創業当時はミルクも砂糖も高価な時代でした。
濃いめのコーヒーに、たっぷりのコーヒークリームと砂糖を入れるというのが、当時の贅沢な嗜好品としてのコーヒーの楽しみ方だったそうです。
2017年9月29日より、期間限定で創業当時のルノアールのコーヒーが飲めるというイベントが開催されています。ご興味ある方はぜひお試しください。
ルノアールが前身の会社が煎餅屋さんだったというのは意外な事実ですね。
コーヒーチェーンの誕生秘話を知ることで、立ち位置のようなものを知ることができ、なんだか愛着が湧いてきます。コーヒーチェーンを知れば知る程、より楽しいカフェライフにつながるのではないでしょうか。
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