僕は、ドトール・スタバ・タリーズ・ベローチェ・コメダ…など様々なコーヒーチェーンを中心に年間1000回はカフェに通っています。そこで数多くのメニューを飲食してきました。
カフェのメニューに対して「レストランの方が美味しいじゃん」「ケーキはケーキ屋さんで食べた方が良いよ」などの意見を耳にすることがあります。
確かに、カフェのメニューというのは多くのものが美食家たちの舌を唸らせるような、ものではないのかもしれません。
しかし、そもそもカフェのメニューというのは、美食家たちを歓ばせるような美味しさを追求してきた訳ではなく、カフェに来たお客さんを歓ばせることを目的としているのです。そのため、他の飲食店とは違う独特な食文化が形成されているのです。
そこに目を向けることによって、カフェ、ひいては食の楽しみ方を広げるヒントになると思うのです。
今回はカフェのメニュー、特に「フード」の魅力や楽しみ方についてお伝えさせていただければと思います。
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レストランとは違う食文化を形成!カフェのメニューの楽しみ方!
世の中には数多くの飲食店があります。カレー屋・牛丼屋・ラーメン屋などなど、それらの場所の多くが、飲食することを主な目的として来たお客さんに向けたメニューが作られています。
飲食店なのだから「飲食を目的としたお客さんへ向けたメニューを作る」というのは一見当り前のことのように思えるでしょう。
しかし、カフェに訪れるお客さんはどうでしょうか?
おしゃべり・勉強・仕事・コーヒーを飲んでゆっくりするなど、飲食以外、むしろそれ意外の目的を持って店を訪れるお客さんの方がはるかに多いのです。
そういう動機を持った人に向けてメニューは作られている訳ですから、当然、レストランとは違った独自の食文化を形成しています。そこがカフェのメニューの面白いところだと思うのです。
ちょっとした空き時間にお客さんが利用すされること多いカフェだったら、そういう一時利用のお客さんが喜ぶようなメニューはなんだろう?というところから逆算して考えます。
また、ゆったりした空間が気に入られているカフェであれば、例え、チーズのトーストを販売すれば売れるのはわかっていても、焼いた時のチーズの臭いが店内に広まったら、ゆったりした空間を妨げてしまうから、販売をするのはどうしよう、などと考えたりするでしょう。
カフェのメニューは単純に美味しいものを提供すればよいのではなく、多種多様な目的を持って訪れるお客さんに合わせたメニューが開発されています。
そうした視点でカフェのメニューを見ることで、より楽しいカフェライフが過ごせると思います。
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コーヒーを起点にして考えられているメニュー
写真:ドトールのミルクレープ 360円 セット550円
コーヒーチェーンの一番の売りは、コーヒーです。訪れるお客さんの多くは、コーヒーをオーダーします。
ちなみに、それはコーヒーを飲むことを目的として来店している訳ではないにしろです。(勉強したいからカフェに来て、結果コーヒーをオーダーする人は多いでしょう)
ドトールコーヒーはそういったことを考慮し、ケーキはドトールのコーヒーと合うように作られています。これはコーヒーと合うケーキというのではなく、あくまでドトールのコーヒーと合うように作られているということに注目していただきたい。
もちろん、ドトールのケーキ(特にミルクレープは美味しい)は、テイクアウトしても美味しいですし、ドトールで提供されている以外のコーヒーとも合います。しかし、ドトールのケーキは、ドトールという空間、ドトールのブレンドコーヒー、それらが揃った時に最も力が発揮するように作られています。
仮に、ドトールのケーキが有名なケーキ屋さんで販売されたとしても、NO1にはなれないかもしれません。しかし、ドトールというピンポイントな環境で、最も力が発揮されるように作られているケーキであるため、ことドトールコーヒーという場所においては、世界最強のパティシエが作ったケーキにも勝てる力を持っているのです。
こういうことを考えると、各コーヒーチェーンはその環境において最強になるメニューを作っている訳です。そういう観点で見たり、食べたりするとカフェのメニューは数倍楽しくなるのです。
環境に合わせて作られているフード
写真:ベローチェのピーナッツバター(110円)
カフェのメニューで感動する時があります。それはカフェを利用する目的と、フードの用途がぴったりと合った時です。
それを最も体現していると言えるのがベローチェのサンドイッチだと考えております。
カフェ・ベローチェはコーヒーは1杯200円というリーズナブルな価格で提供され、カジュアルな雰囲気の店内なので、空き時間に気兼ねなく利用しやすいカフェとなっております。特に外回りの営業をしている方などは、重宝する場面が多いと思います。
ベローチェではサンドイッチが販売されています。サンドイッチというものは、2、3個入りで販売されているのが一般的だと思いますが、ベローチェの場合「ピーナッツバター」「いちごじゃむ」に限っては1個入りが110円で販売されているのです。
空き時間に利用する際に、この「ピーナッツバターのサンドイッチ110円」というのは芸術とも思える程、ベローチェを利用する目的とサンドイッチの用途がぴったりと合っています。価格、量、味、全てにおいて完璧なのです。
まず、110円という価格。ちょっとした空き時間に利用するカフェで、あまりお金を使いすぎたくはないと思います。110円という価格は、コーヒーと合わせても310円と、払っても惜しくない金額。
そして、量。1個入りということで、食べすぎて眠くなってしまうこともない。ちょっとお腹が空いた時などに、適度に小腹を満たしてくれます。
味もよいのです。ピーナッツバターの適度な甘さが疲れた脳にしみます。コーヒーとの相性もよいので、コーヒーに+110円払うことで、贅沢で充実した時間も過ごすことができます。
ベローチェのサンドイッチ、特にピーナッツバター110円はあらゆる面から見ても用途と目的があっており、まさにセルフサービスのカフェを象徴するようなフードだと思うのです。
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カフェの常識を超える星乃珈琲店
写真:星乃珈琲店のふわふわスフレドリア 950円
近年では、カフェのレベルを逸脱するようなメニューも出現しています。
星乃珈琲店で提供されいてるメニューは、もはやレストランと張り合うようなクオリティです。あまりのレベルの高さから「コーヒーレストラン」と称される程です。
「ふわふわスフレドリア」は各メディアでも取り上げられた有名なメニューです。実際に注文してみると、卵のぷるぷる感が半端なくて、体験したことない驚きが食感を提供してくれます。味のクオリティも申し分なく、デートで利用する際にもぜひ食べたいフードとなっています。
ちなみに、星乃珈琲店がこのようにクオリティが高いメニューを提供できるのには訳があります。
星乃珈琲店を運営している会社は、日本レストランシステム。この会社は「洋麺屋五右衛門」「卵と私」など数多くの人気外食チェーンを手掛けております。そこで培ってきた技術を、全て星乃珈琲店で活用しているため、圧倒的にクオリティ高いフードの提供を可能としているのです。
星乃珈琲店には看板メニューになれそうなメニューがいくつもあります。コーヒーレストランと言われる所以は、一度実際に訪れてみればわかると思います。
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カフェのフードは時代やお客様のニーズに合わせて日々進化を重ねています。
舌を唸らせるような美味さだけに目を向けるのではなく、カフェが形成した独特な食文化に目を向ければ、より楽しいカフェライフ、ひいては食生活を過ごせるのではないかと思っております。
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