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タリーズ創業者が実践したお金をかけない集客方法!

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1997年8月に銀座にオープンしたタリーズの日本1号店は3ヶ月間赤字でした。借金が7000万もあり宣伝にはお金をかけられない状況。

 

そんな中生み出した日本のタリーズ創業者の松田公太さんが実践した集客方法は、「店を繁盛させたい!」という実直な思いが伝わってくるようで、とても好感が持てる集客方法なのです。

 

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 <タリーズ創業者松田公太さんが実践したお金をかけない集客方法>

 

  • 街の中で「タリーズうまいなあ!」と大声を上げる

松田さんはまず、店が暇な時を見計らって、タリーズのロゴが入ったコーヒーカップを片手に銀座の街中を歩くことからはじめたそうです。当時の日本ではコーヒーをテイクアウトするというスタイルが理解されていなかったので、その習慣を根付かせたいという意図があってのこと。

 

歩きながら目立つようにカップを持ち上げ「タリーズうまいなあ!」とはっきりと大声を上げるという、わかりやすい集客方法も実践していたそうです。

 

  • スタッフに常に動き回るように指示を出す

店内に活気を出すことが集客につながると考えた松田さん。

そこでバイトのメンバーに「店内にお客さんがいなくても、仕事を見つけて常に忙しく動き回るように」と指示していたそうです。

他にも、バイトの休憩時間には店先のテーブルに座ってもらったり、バイトの面接を店内で行うなどの活気を出すために様々な施策を実行したようです。

 

確かに、閑散として店主が暇そうにしているラーメン屋などを見ていると「人気ないのかなぁ」と思って入ることを辞めてしまうなんて経験がある方は多いと思います。活気があることは集客では重要と言えるでしょう。

 

  • タリーズの前で「おやっ!」という感じで店に入る動きを見せる

松田さんはお客さんを観察していると、ある法則に気づいたそうです。

それは、1人もしくは1つのグループが入店すると、別のお客さんもつられて店に入ってくるということ。

 

そこで、店の近くにあった歌舞伎座で見物客が出て来るのを見計らって、交差点を渡ってくる人たちを先導するかのように歩き出し、タリーズの前まで来ると「おやっ」という感じでゆっくりと店に入るという動作を見せたのです。

この作戦は有効だったようで、松田さんについてお客さんが店に入っていったようです。

 

  • 手書きの宣伝ビラを作る

近辺の会社を通勤している人たちにタリーズを知ってもらい、リピーターになってもうおうと、手書きの宣伝ビラをつくって、周辺のオフィスをまわることもあったそうです。

 

時には受付に追い返されることもありながらも、話しを聞いてくれる人がいればタリーズの素晴らしさを説いてまわったそうです。そして、老舗デパートの三越での宣伝活動が功を奏し、三越で働く女性社員の姿がタリーズで増えたそうです。

 

  • お客さんに積極的に話しかける

松田さんは、初めてのお客さんやリピーターの方にに積極的に話しかけて、タリーズの素晴らしさを知ってもらおうと努めたようです。

 

天気の話しからはじめって「タリーズのコーヒー豆は世界最高のものしか使っておりません。一度、飲み比べていただければ違いを実感いただけると思います」などとタリーズの魅力をプレゼンしたり。

 

「あの店に行けば、コーヒーを買いながら気持ちのいい会話を楽しめる」と思ってもらうのも、リピーターを増やすために不可欠な要素だと考えていたそうです。

 

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まとめ

 

「タリーズの創業者の集客方法」というと、スタイリッシュなものを想像していましたが、街の中で「タリーズうまいなあ!」とはっきり声を上げるなど「お客さんにタリーズを知ってもらいたい」という実直な思いが伝わってくるようで、好感ができます。

 

コーヒーチェーンの背景を学んでいくと、人生の勉強にまでなります。また、松田公太さんの行動力を武器に、大きな出来事を成し遂げていく逸話の数々を知ると、すごくポジティブな気持ちになることができます。コーヒーチェーンは色々な楽しみ方がありますね。

 

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