ドトールコーヒーの設立にするにあたっては様々なドラマがあります。それを知ることでドトールの見え方が変わりさらに楽しくドトールを過ごせるのではないでしょうか。
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ドトール設立当初の話
1980年にドトールコーヒーショップの一号店は原宿に誕生しました。
ドトールコーヒーは元々、当時としては革新的だった立ち飲みでコーヒーを飲むスタイルの店としてオープン。
当時の喫茶店のコーヒー一杯300円~400円という値段の中、なんと一杯150円という破格の値段コーヒーを提供。
150円という価格設定は「あんな店成功する訳ない」と周囲から言われる程の非常識なものでした。
なんでそんな安い値段にしたの?品質の悪いコーヒーを提供しているの?
そうじゃないのです。そこには創業者のある願いが込めれていました。
150円という値段の理由。それは愛
当時、第二次オイルショックの影響で日本の経済は低迷しサラリーマンの収入も減少傾向にありました。
しかし、それまでの好景気の影響でコーヒーはただの嗜好品ではなくて「朝一杯コーヒー飲まないと仕事モードにならない」という人もいるような生活をする上で欠かせないような存在になっていました。
収入は減ったけどコーヒーはやめられない。
そんな状況に創業者は「大変だ!ビジネスマンの生活を守らないといけない!なんとかして経済的負担を軽くしたい!」思って「毎日コーヒーを飲める値段はいくらだろう・・・150円だ!」という風に逆算して弾き出したのが150円という値段。
美味しいコーヒーをどうしたらその価格で提供できるかを超考えて、全てを自動化にして少人数のスタッフでも店を回せるような環境を整えたり、当時では珍しいトースターを導入したりと必死の行動により150円という非常識な価格が実現したのです。
150円という安くでできた理由。それは圧倒的な努力によるもの。
地価が高い原宿に店を構えた理由
原宿という一等地に店を構えるとテナント料が当然高くなります。150円という破格でコーヒーを提供していたのに、こんな土地にオープンして大丈夫?と不安になりそうです。
しかし、150円で売るからこそ一等地に出店して、回転率を上げて多くのお客様に利用してもらおうと考えたようです。
裏を返せばお客さんがすごくたくさん来ないと回収できないということ。ドトールは絶対いけるという自信がすごい。
また、ドトールの最初のお客さんは老夫婦の方々。それを見た創業者が「新しいものに抵抗を示しそうな人が入店したからこれはいけるのでは?」という風に思ったそうです。
現在ドトールは日本国内に1000店舗以上を展開しております。周囲の予想に反して大きな成功を収めています。
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