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国分寺の駅ビル「セレオ」の中にあるカフェ「はらロール+cafe」
今日は福永くんとここに来た。
僕はここの存在を知っていたのだが入ったことは無かった。
なぜ国分寺には毎日のように来るのにここの「はらロール」には入った事が無いのか。
理由は簡単で「はらロール」は女性の為のもの、というイメージが僕の中で勝手に作り上げられていたからである。
もちろん別に男性が利用してはいけないという訳ではない。
しかし、店内のソファにクッションが並べられている感じやロールケーキが売りの感じが女性向けだとしか僕は思えなかった。そしてなにより「はら」さんの「ロールケーキ」。これはもう「はらさん」という女性を狙ったお店なのではないかとおもわせられてしまっていた。
しかし今日は一人ではない。
一緒にいると女性にしか思えない発言(寂しがり方や承認欲求をむき出しにするその発言)を繰り返す福永くんとであればそこまで抵抗なく入る事ができた。
入ってみるとおじさん二人組がいたりしてさらに安心した。
僕は「どうせロールケーキを食べるなら彼女と食べたい。だから今日は注文しない」という理由でブレンドコーヒー(税込み486円)のみ注文すると福永くんは
「じゃあ僕はロールケーキだけでいい」
と言い出し、カフェなのに福永くんはドリンクを頼まないという事件が発生した。
二人合わせて普通の「ドリンクとデザート」セットになりそれを仲良く食べると思われたかもしれない。最近よく僕らはカップルに思われている。
せっかくなので僕はコーヒー、そして福永くんはチーズクリームというロールケーキ(454円)の味の感想を伝え合うという遊びをした。
まず僕が
「駅ビルにあるコーヒーって全部同じ味がする。これもその味。」
という感想を言ったら
「味分からない人の感想じゃん。しかも全部同じ味ではない。」
という全く意味の無い会話が成立した。
次に福永くんが
「このロールケーキのスポンジはふわっとしているかと思いきや歯ごたえがある」
という感想を言ってきたので
「歯ごたえがあるロールケーキは存在しないと思う。味の感想でもない。」
というグダグダで遊びは終了した。
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福永くんがロールケーキを一口食べてもいいと言うので食した。
「これ、ミルク感が強いね!」と僕。
「確かにね!」と福永くんが言って、やっと味の見解が一致した。
すると数分後福永くんが
「今どこからか『豆乳を使っている』という単語が聞こえてきたぞ」
と言ってきた。
ふとテーブルにある「はらロール紹介ポップ」を見てみるとそこには
「豆乳をふんだんに使用したロールケーキ」
と書いてあった。
全くミルク感については触れられておらず、完全にはらロールの売りは「豆乳」という事が分かった。
僕らの感想には「豆乳」の二文字は一切出てこなかった。
スポンジは「もっちり生地」と書いてある。あながち福永くんの言った「歯ごたえ」は間違いではないようだ。
そんなはら「ロール+cafe 国分寺店」についての感想を福永くんに聞いてみた。
福永「最初、ここに来た時りょうてつくんがトイレ行くから席取っておいて、言われたので、待っててもなかなか来なかいから、もう来ないのかと思った」
僕「なんでだよ。そんなことするわけないでしょ」
福永「はらロールに僕を1人きりにするというドッキリ仕掛けたのかと思った」
僕「そんな地味なドッキリ仕掛けないよ」
福永「こういうガーリーな店で1人だと不安にもなるよ」
僕「気持ちはわからんでもないけど」
福永「りょうてつくんがきた時に安心して嬉しかった。それが悔しい」
僕「知らねーよ。ずっと気持ち悪いな」
福永「本当はコーヒーも頼もうと思ってたのだけど、ドリンクセットがないのことに動揺してロールケーキのみを注文してしまった」
僕「あれその動揺でだったの?」
福永「それは動揺もするよ。今日は木曜日だし」
僕「関係ねーだろ。お前にとって木曜日ってなんなんだよ」
福永「でも、1人じゃ来ずらいから来れてよかったよ」
僕「そうだね」
そんなはらロール+cafe国分寺店。是非行った際は一人に一つドリンクとロールケーキを。