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国分寺駅南口から徒歩3分の場所にあるカフェ「ガリバー」
今日は福永くんとここに来た。
「ガリバー」は閉店していた。
44年間続いていたらしい。
福永くんは来たことが無かったらしいので僕の印象で以下、ガリバーについての思い出を書いていこうと思う。
ガリバーには一度行ったことがあった。あれは確か僕が会社を辞めてブロガーに成りたての駆け出しのブロガーだった頃(今も駆け出しのブロガーかもしれないが)の事だったと思う。
初めてのカフェに行こうと思いガリバーを訪れた。
店内は昔ながらの喫茶店という感じで喫煙できたりモーニングをやっていたりした。
残念ながらパソコン利用不可の張り紙が大きくあったのでブログを書くことができずただ何もせずにぼーっとしていた。
ちょくちょく近くの会社と思われる会社員の方が喫煙所代わりにガリバーを訪れていた。
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会社を辞めてすぐだった僕は
「会社で吸うタバコとこういう喫茶店で吸うタバコの味って違うよなあ」
と思っていた。
僕は不動産屋で働いていたのだがその会社はまあまあ上下関係が厳しく、下っ端だった僕はなかなかタバコを会社で吸う事が出来なかった。
しかし、先輩と仲良くなってくると段々と誘ってもらえれば先輩とタバコを吸えるようになってきた。
タバコを吸いたい一心で僕は一時期先輩に媚びを売っていた。
すると多くの先輩から誘ってもらえるようになりちょくちょくタバコを吸えるようになった。
しかし、月日が経ち自分ひとりでもタバコを吸えるようになると困った。
よく一人でタバコを吸ったあとにすぐ先輩に誘われてしまい、断り切れずに吸いたくもないタバコを吸う事になった。
それだけならまだしもその先輩と吸い終わった後も他の先輩に誘われてしまい
「これを断ったらさっきの先輩と差別をしていると思われるかもしれない」
と思い吸いたくもないタバコをまた吸う事態が発生した。
仕事の時間は取られるし、タバコの吸いすぎで気持ち悪くなるし、無駄しか発生していない経験をよくしたものだ。
そんな事をこのガリバーでは考えた。
そのガリバーが閉店していた。
ガリバー。44年間、お疲れさまでした。