タリーズコーヒーは街なかでよく見かけるコーヒーチェーンですが、少し変わった店舗があるのはご存知でしょうか。
今回は病院の中にある「タリーズコーヒー好仁会東大病院店」を紹介します。実はこちらの店舗は病院なのにあまりに優雅でおしゃれすぎる店舗になっているのです。
病院内だからこその工夫やこのタリーズが誕生したストーリーを知ると、「観光スポット」としてこちらのタリーズを訪れたくなることでしょう。
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病院内タリーズ1号店!
「タリーズ好仁会東大病院店」は病院内タリーズ1号店として2004年にオープンしました。
「日々緊張感のある医療現場での『癒やしの空間』の提供を挙げ、患者やその家族、見舞いに訪れる人や職員らがくつろげる空間を提供(出典:市ヶ谷経済新聞)」したいという想いから全国各地の病院内への進出。現在では80店舗以上のタリーズが病院に出店しています。
病院内タリーズが誕生した背景には、タリーズコーヒージャパン創業者の松田さんの弟さんへの想いがありました。
病院内タリーズに込められた想い
近年、病院の中に入っているカフェをよく見かけますがタリーズは病院内カフェの先駆け的存在です。
病院内のタリーズにはタリーズコーヒージャパン創業者の松田さんの強い思い入れがあり、その背景には松田さんの弟さんの存在があります。
松田さんの弟さんは難病をかかえて入院していたのですが、かつての病院は暗い印象しかなかったそうです。
病院の外に出られない弟さんは「街にある店が病院にあったらいいんだけど・・・」と寂しそうに言っていたそうです。
松田さんが見たアメリカの病院では、広い中庭があって、コーヒーを売っている店があり、患者と医者が店の前で雑談していたそうです。松田さんはそんな雰囲気の店を日本でも作りたいと思うようになりました。(出典:松田公太 著「愚か者」講談社)
そして誕生したのが「タリーズ好仁会東大病院店~」です。
そんな思いがあるせいか「タリーズ好仁会東大病院店~」はひときわ優雅で、病院でいることを忘れさせてくれるような雰囲気があります。
内観が宮殿みたい!
訪問してみると「宮殿」を思わせるような内観。
BGMでは「ジョン・コルトレーン」のジャズが流れていました。
ひと際目を引くのが船の模型。
病院にいることを忘れてしまいそうな空間。
ナースの方たちがおしゃべりをしていたのですが「一体なぜここにナースが?」という疑問を抱いてしまいそうな程のトリップ感。
こちらのタリーズには中庭が隣接しており、テラス席も用意されています。
開放的な空間でのコーヒーブレイクを楽しむこともできます。
松田さんがアメリカの病院で見た広い中庭もこのような感じだったのかな、と私は思いました。
病院内タリーズはここが違う!
この店舗は優雅でおしゃれなだけでなく「病院内」にあるからこその、患者さんのことを気遣った様々な工夫がされています。
まず、車椅子の方が出入りを考えて道の幅が広いです。
さらに車椅子の方のために、レジカウンターも低めに設定されており、足が当たらないように窪みも設けられています。メニューは通常メニューに加えて「点字のメニュー」も用意してあります。(出典:市ヶ谷経済新聞)
病院内にあるカフェですが、暗い気持ちにならず優雅な気持ちになれます。
一般の人も利用可能なので、ぜひご利用してみてください。
<基本情報>
・営業時間 平日:7:00~20:00 土日祝:7:00~20:00
・住所 東京都文京区本郷7-3-1東大病院内
・最寄り駅 湯島駅(東京メトロ千代田線)徒歩8分、本郷三丁目駅(都営地下鉄大江戸線)徒歩12分、京成上野(京成本線)徒歩11分
・電話番号 03-5842-2166
・席の間隔 広い
・全席禁煙
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