スポンサー
今日は水道橋駅から徒歩3分の場所にある「晴山(せいざん)」に僕は来た。
「晴山」の道路を挟んだ向こう側には、東京ドームや遊園地、またWINZという競馬ができるスポットがある。
WINZでは、くしゃくしゃのスポーツ新聞を握りながら、予想が外れて「バカヤロー!」とブチ切れるおじさんが1人と言わず何人もいる。
だから「晴山」近くの通りを歩くとなんとなく騒がしイメージを想起させるが、
そんな中「晴山」は落ち着いた佇まいで店を構える昭和タイプの喫茶店である。
モーニングセット530円というのに釣られて入店する。
店内のお客さんは僕1人、カウンター4席に2人席が数4卓ある細長くこじんまりしている。
ラジオ番組が流れていて、パーソナリティーの人が歌舞伎役者にインタビューしていた。
全席喫煙可だ。
一番奥の席に座り、お目当てのモーニングセットを注文する。
スポンサー
店主のおじさんはGパンに紫のナイロンのジャケットを着て腕まくりスタイルという、喫茶店のマスターとしてはかなりファンキーな格好をしていた。
昨夜は友人卓にて朝まで飲んでいて、風呂に入ってない人特有の髪のしっとり感が出ていたので
「みすぼらしいやつが来た!こんな雰囲気のよい喫茶店に!」
とマスターの方に、そういった不快感を与えてしまうかもしれないと懸念していたが、
ファンキーな格好をしているので気にしないでいてくれそうと思い安心する。
以前、水道橋に来た時も飲んでいた。
その時は女の子に振られてしまい、記憶がなくなる程日本酒を飲んだ。
気がつくと朝で、カラオケにいたはずが友人宅の風呂の中で寝かされていた。
その日の昼に、友人から遊園地の方へ行こうと言われて散歩していたものの、
あまりの2日酔いと眠気で途中歩けなくなってしまい、子供がなんかのアトラクションに並んでる横で
「15分だけ寝かせて!」と言って膝を抱えて路上で眠りにつこうとしたことがある。
その時は心の中で「母親とかは子供にこういうの見てはいけないというのだけど、むしろこういうものこそ見せるものだ!」
という謎の教育論を唱えていたという記憶がある。
そんなことを思い出した「晴山」だった。
スポンサー