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三軒茶屋にあるコロラド。
今日僕はこのカフェに来た。
何故ここに来たかというと理由は一つ。
福永くんがオススメをしてきたからだ。
「今日は三軒茶屋に行くよ」
「三軒茶屋にはコロラド直営一号店があるから行ってきなよ」
「そうなんだ」
「いやー『三軒茶屋』って聞いただけで『コロラド直営一号店』って出るなんて僕はカフェに詳しくなったなぁ…」
という褒めてほしいアピールをされたことは置いておいて。
三軒茶屋駅前にあるコロラドは直営の第一号店で、ここが盛況で全国に広がっていったらしい。
店内は禁煙席の方が喫煙席より狭いという時代に逆行した作りになっていた。
僕は扁桃腺が腫れてしまいタバコが吸えなかったので禁煙席に座った。
禁煙席はテーブルが6つしかなく満席だった。
次々とお客さんが入ってきては「只今禁煙席は満席でして、喫煙席なら…」という店員さんの声が聞こえてきて別に悪い事はしていないのに申し訳ない気持ちになった。
喉が痛かった為コーヒーではなくホットティーを頼んだ。
砂時計付きの「ガチのホットティー」が出てきた。
こんなガチのティーは初めての体験だったのでドキドキした。
砂時計はドキドキしていたらいつの間にかに落ちきっていた。
カップに注いで飲んだ。
気分は貴族だった。
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三軒茶屋のコロラドは直営店だ。なのでフランチャイズのようなおじさん店主とバイト一人、というフォーメーションではなくアルバイトの女性が何人もいるというチェーン店の雰囲気がバリバリに出ていた。
なのでパソコンをしても大丈夫な雰囲気があり僕は30分程作業をした。満席だったので集中は全くできなかったが。
しかし、ここは多くの常連さんがいるようだ。年齢層が高めで(特に僕が行った2時ごろ)女性の店員さんと親しげに話す方が多くいた。
常連さんと言えばどんなカフェにも常連さんはいる。
僕がいつも行くカフェにも常連さんがいて、僕は相手に対し「小説家だからいつもカフェにいるのかな?そんな生活してみたいなあ」と思っていた。
しかし、ふと客観的にみると「僕も同じだ」と気づきそう思うと
「あの常連さんも色々悩みがあるんだろうな」
と思えてきて、それ以来その人は僕の中で「悩める売れない作家」という事になった。
本当はただのニートかもしれない。
でも、カフェというのはお互いの素性を知らないまま「顔見知り」になる珍しい場所である。
常連同士であれば同じ空間を長い時間一緒に過ごす。しかしお互いやっている事や考えている事は全く違う。
カフェのそんな独特な雰囲気を求めて足を運んでしまう人も多いのではないだろうか。
ドトール・コロラド好きなら一度は発祥の地「コロラド 三軒茶屋店」に是非行ってみてください。