今回はエクセルシオールカフェの誕生秘話をお伝えさせていただきます。
「エクセルシオールカフェというコーヒーチェーンってよく行くけど、実際どういった存在かわからない!」という方の疑問を解消できるような、そんなお話だと思います。
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エクセルシオールカフェについて
エクセルシオールカフェは1999年7月に芝浦に「パリの小粋なデザートカフェ」をコンセプトに誕生しました。
本格的なイタリアンエスプレッソを気軽に味わえるのが特徴で、外観のデザインはエクセルシオールカフェがあるだけで町並みが明るくなるような趣向をこらしています。
ちなみに、あまり知られていませんが、エクセルシオールカフェは実はドトール系列のコーヒーチェーンです。
そんなエクセルシオールカフェが誕生するに至った経緯には、スターバックスが深く関わっています。
スタバがあったから誕生したエクセルシオールカフェ
1996年8月にスターバックスは銀座に誕生しました。
スターバックスのオープン当初は失敗するというのが業界の定説になっていたそうです。
その理由は、銀座という高い家賃の場所への出店、またセルフサービスのカフェではコーヒーの価格は200円以下でないと経営は厳しいと言われる当時の状況の中、コーヒー1杯250円という価格設定。
ドトールの創業者である鳥羽博道さんも同様に経営は厳しいだろうという風に考えていたそうです。
そして、鳥羽さんはヒントを得る
ある時、鳥羽さんが渋谷で東急デパートへ買い物をしに歩いている最中、左側にスターバックスがあり、右側にドトールがあるという状況に直面しました。
観察してみると、スタバとドトールに同じくらいの人数がお客さんと入っているようでした。
そこで鳥羽さんは、頭の中で計算を巡らしました、家賃、コーヒーの単価、そしてお客さんの数…。スタバは経営できているのか…?
その結果、鳥羽さんは、家賃が高くてもお客さんが入る一等地ならば250円のコーヒーでも経営は成り立つと気づいたのです。
「一等地を他社が手に入れる前に確保しなければならない」
そのようなことを思った鳥羽さんは、コーヒーを1杯250円で提供するエクセルシオールカフェという新業態を思いつくに至ったのでした。
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その後のエクセルシオールカフェ
以上のようにエクセルシオールカフェはスタバの影響を大いに受けて誕生しました。
しかし、影響を受けすぎたせいなのか、ロゴマークがスターバックスのものとあまりにも似たものにしてしまい、スターバックスから訴えられるという出来事もありました。
また、最近ではエクセルシオールカフェバリスタという、通常のエクセルシオールカフェに比べて高級路線を打ち出した店舗なども誕生しております。
通常のエクセルシオールカフェでは堪能できないメニューもありますので、試してみるのもよいと思います。(詳しくは⇒マロッキーノを学ぶ|飲めるチェーン店はどこ? )
エクセルシオールカフェがドトール系列だと知って「意外!」と驚く方は結構おられます。また、スターバックスの影響を受けて誕生したという話も意外なのではなないでしょうか。
誕生の経緯を知ることで、そのチェーン店の立ち位置のようなものがわかり、より愛着を感じていただけたら幸いです。
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