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ドトール創業者鳥羽博道エピソード『父親から日本刀を振りかざされる』

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ドトール創業者の鳥羽博道さんのエピソードを知ることでドトールライフがさらに楽しくなると思います。

 

 

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人形の眼を売り歩いていた鳥羽さん

 

ドトール創業者である鳥羽博道さん。そのお父さんは、美術学校出身で画家になる夢を追いかけていました。一方でいくつか商売に手を出すものの、どれも成功はしませんでした。

やがて、「鳥羽美術義眼製作所」をつくって日本人形の眼をガラスでつくる仕事を始めるようになりました。美術学校出身なだけあって、その製品は高く評価されたようです。しかし、お父さんは金銭感覚には乏しく商売には不向きでした。

 

そこで鳥羽さんはお父さんに代わって、人形の眼を売り歩いて商売や金銭を管理し、中学を卒業する頃には、鳥羽さんが一家の中心的な働き手になっていたそうです。

 

そして事件は起きる

 

鳥羽さんは高校生になっても人形の眼を売る日々を過ごしていました。そんな中、事件は突然起きました。

ある日、お父さんと一緒に売り上げを集計したところ、どうも計算が合わない。鳥羽さんが何度も計算をしていると、お父さんが突然

 

「この腰抜けが」

 

と声を張り上げたそうです。 小言を言われることに慣れていた鳥羽さんでしたが、その時はなぜか「そっちの方が腰抜けじゃないか」と言い返しました。

 

するとお父さんは黙って立ち上がり、怒り心頭で日本刀を手に取り、鳥羽さんの上段に振りかざしたのです。

 

お父さんの鋭い眼光と、裸電球の光を受けて鈍い光を放つ剣先。

 

恐れおののいた鳥羽さんは裸足のまま外に飛び出し、15キロ離れた親戚の家に向かいました。日頃からお父さんに不満を持っていた鳥羽さんは、叔父さんからお小遣いをもらって、その日のうちに東京へと向かったそうです。

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その後の鳥羽さんは?

 

そして、東京の叔母さんの家に厄介になって、やがて「キッチン清水」というレストランにコック見習いとして、住み込みで働くようになりました。ここで生まれて初めてコーヒーを飲んだのですが、その時は美味しいと感じなかったそうです。

 

鳥羽さんは次の勤め先である御茶ノ水にある「白十字」というレストランで飲んだコーヒーを本当に美味しいと感じたそうです。そこから「どうしたらもっとおいしいコーヒーを淹れられるのか」とコーヒーの味にすっかり魅了されるようになっていったそうです。

 

まとめ

 

ドトールの創業者鳥羽さんのエピソードは、インパクトが強いです。

日本刀を父から振り下ろされた人が、ドトールを作り、そして日本で広まっていって・・・などと考えていくと、どこか感慨深い気がします。

コーヒーチェーンは調べれば調べる程、面白いことが詰まっています。

 

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