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スペシャリティコーヒーとは?~シアトルが発祥の理由~

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スペシャリティコーヒーとは?

 

「スペシャリティコーヒー」の概念が誕生したのは、1980年頃のアメリカです。

 

当時のアメリカのコーヒーに求められていたのは味や質よりとにかく低価格であること。そのため「アメリカのコーヒーはまずい!」というのが常識になってしまう程の味だったそうです。

 

そんな状況なのでアメリカのコーヒー離れが進んでいきました。「この流れに歯止めをかけないといけない!」と誕生したのが「アメリカスペシャリティコーヒー協会」そして「スペシャリティコーヒー」の概念が広まっていったのです。

 

スペシャリティコーヒーには現在も明確な定義はなく変化しています。また、各国によっても違います。日本スペシャリティコーヒー協会の定義を、下記に引用させていただきます。

 

カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup

具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。
そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。
さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。

 引用:日本スペシャリティコーヒー協会 http://www.scaj.org/about/specialty-coffee

 

以上のことを踏まえてスペシャリティコーヒーを簡潔に定義するならば「生産地が明確で品質管理が徹底されている、個性的で高品質な美味しいコーヒー」と言えるのではないでしょうか。

 

ちなみに、スペシャリティコーヒーは、認定された国際審査員が実際に飲んでみて80点以上の点数を獲得できたものだけが「スペシャリティコーヒー」を名乗ることができるそうです。

 

スペシャリティコーヒー発祥地がシアトルの理由が興味深い!

 

スペシャリティコーヒー発祥の地はアメリカのシアトルと言われていて、スペシャリティコーヒーを取り扱う店舗も多いと言えるでしょう。

 

なぜ、この土地でスペシャリティコーヒーが生まれ広まったのでしょうか。

 

理由の1つとしては気候が挙げられます。シアトルはアメリカ西海岸の最北端に位置しており、寒い。そこで温かいコーヒーの消費量が増えたと言われています。もうひとつは、早朝勤務の人が多いため眠気覚ましのコーヒーが必需品になったということ。

 

しかし、上記だけの理由なら質の低いただのコーヒーが広まってよいはず。なぜ、高品質なスペシャリティコーヒーが受け入れれたのでしょうか。

 

そこには市民性が大きく関係しています。

 

シアトルには「マイクロソフト」を始めとしたIT関連企業が数多くあります。全米から集まり、そこで働く彼らには「自分たちが時代の先端に行ってる!」という意識が強く抱く方も多いはずです。そういう方々は、時代に対する感度も高くこだわりも強い。いわゆる「意識高い系」というような感じ。

 

そんな彼らが普通のコーヒーではなく高品質な「スペシャリティコーヒー」にハマっていったのは理解しやすいところだと思います。

 

また、最近では「ブルーボトルコーヒー」が日本でスペシャリティコーヒーブームを起こしたのが印象的。こちらは清澄白河を1号店とし、新宿・青山・六本木・中目黒・品川にも店を構えております。

 

スペシャリティコーヒーに興味をお持ちの方は、実際に店に足を運んで飲んでみるのもよいのではないでしょうか。

 

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