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豊田駅から徒歩1分のところにある「ドトールコーヒーショップ豊田店」に僕がここに来たのは、11月20日の日曜日。
僕がまだ、会社員をやっていた時で土日休みを利用しての訪問だった。
その前の週が土日を含めて実施された楽しくもハードな社員旅行だったため、
僕は久々のまったりとドトールで1人の時間を過ごすことに、胸を躍らせていた。
僕は武蔵小金井に住んでいたのだけど、テンションが上がりすぎて豊田のドトールまで
足を運んでしまった。
以前にも僕はこの店に来たことがある。
26歳の時に通っていたけん玉教室がこの駅からバスに乗って向かう。
その前に大体僕は一旦「ドトールコーヒーショップ豊田店」に寄っていた。
けん玉教室に行くと毎回昇段試験というのを受けられる。
普段の練習と違って、試験はみんなの前で行われるため、視線が集中する。
そのためいつもはできる技が緊張して失敗してしまったりするため、
「今日は入れるぞ…。入れないと全てが終わる…。がんばれ自分…。」
と自分に喝を入れて精神の統一を図ってから、けん玉教室に向かっていた。という思い出がある。
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訪問した日の店内は、日曜の10時頃とは思えない程空いている。
ベストな席に座りたいが、これだけ席が空いていると逆にどこに座っていいか迷ってしまう。
僕は注文したブレンドコーヒー(220円)を載せたおぼんを持ったままフラフラしている。
このままでは店員さんから
(この人は優柔不断だな…。ダサいな…。)
と思われてしまうのは恥ずかしかったので、焦って座った結果ちょっとだけ不本意な席を選んでしまった。
僕は前から優柔不断なところがある。
僕は付き合ってる女の子と食事に行った時も、どれにするか大分迷う時があった。
ある日、デートの際にクリームソース系のパスタかミートソース系のパスタにするか迷っていると、
女の子側から
「好きなの2つ選んで来てから決めればいいんじゃない?食べたい方食べれていいよ。特に私こだわりとかないし」
という有難い提案があった。
さすがにそれは申し訳ないとは思ったし、なんだかすごく自分が女々しい男であるかのような感じになってしまうが、
せっかくの好意なので僕は甘えることにした。
彼女のテーブルにはクリームソースのパスタが置かれて僕のテーブルにはミートソースのパスタが置かれた。
僕的にはミートソースのパスタで満足だったのだが
(交換できるという機会を活用するべきかいなか・・・)
という新たな選択肢に対して優柔不断を発揮してしまったという思い出がある。
そんな優柔不断な僕が、ちょっとだけ不本意な席を選んでもコーヒーを飲んですっかり大満足の時間を過ごせた。
「ドトールコーヒーショップ豊田店」はそんな店だった。
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