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箱根湯本駅徒歩5分の場所にあるカフェ「ユトリロ」。
僕は今、箱根旅行中である。
なぜいくつかある箱根のカフェの中でもここを選んだのか。それは福永くんが以前来たことがあると言っていたからである。
別に福永くんが来たことがあるからと言ってどうという事は無いのだが、何となく福永くんが旅行中にどんなカフェに行くのか気になったので来てみた。
旅行先でのカフェは選択が難しい。
何故なら前情報がほとんど無いでカフェに行かなければならないからだ。もちろんインターネットが普及した今、ネット上に全く情報の無いカフェはほぼ無い。
しかし、お店の中の雰囲気であったりコーヒーの味、店員さんの態度等は行ってみなければ分からない。
「せっかくの旅行で嫌な気分になりたくない」という気持ちから僕はチェーン店を選択してしまう事がある。それが一番のミステイクな事は頭では分かっていても心がついていかないのだ。
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そんなこんなでカフェ「ユトリロ」の前へ。店構えは古い喫茶店で昔ながらの観光地のカフェだ。お世辞にもキレイとは言えないが逆にこういうお店の方が奇跡を起こす可能性があるので好きだ。
店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは「5歳児くらいの背丈の女の子の人形」だ。
少々びっくりする。
「画廊カフェ ユトリロ」の名の通り壁には絵画が飾られていた。なぜ店内の真ん中にあの人形が置かれていたのか、最後までよく分からなかった。
お店は通路を挟んで手前が禁煙席、奥が喫煙席。
僕は喫煙者なので喫煙席へ。
喫煙席に入ると、壁一面には絵画が。
その絵画は禁煙席に飾られていたような「飛行機」の絵画などではない。
その全てが「全然興奮できない淫靡な絵画」である。
しかも絵画には珍しく「登場人物が同じ」というシリーズ絵画である。
この絵画に出てくるおじさんと(おそらく)売春婦の何とも言えない表情を見ていたら、30分後には慣れてきたのか何故か絵画ともどもカフェの居心地がとても良くなっていた。
このカフェを紹介してくれた福永くんはどんな気持ちで紹介をしたのか。気になるところである。
~福永より~