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三鷹駅北口から徒歩1分のところにある「ドトール三鷹北口店」に僕(福永)は来た。
1階と地下のフロアがあり、地下は禁煙席と喫煙席が自動ドアで仕切られている。
ここは会社員時代の出勤前にモーニングを食べに来たことがあった。
その時は喫煙席が満席で自動ドアが開いて人が出て来る度に、禁煙席にいる人が入れ替わるように喫煙室に入っていくという光景が見られた。
訪問した日は、12時過ぎの訪問で8割ほど席が埋まっていた。
三鷹のドトールは南口店もそうだが、1人席が多く2人席はほとんどない。
だから両方とも混雑している割には静かという印象だ。
この日も人はいっぱいいるのに、誰が誰と喋る訳ではなく一心不乱に自分の時間を過ごしている。
僕は新発売のホワイトショコラストロベリーを注文して、1階にある2人席についた。
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甘い少しどろっとしているいちご味のソースとホワイトショコラの相性がすごいいい。
僕は子供の頃はいちごがすごく嫌いだった。
僕は覚えていないのだが、以前母親が苦手な食べ物を克服させたいという思いから
一度僕の口の中に強引にいちごをねじりこんだことがあるらしい。
その時の僕は一時間以上、口の中にいちごを入れたまま一切噛まずにいた。
観念した母親が諦めていちごを出させたら、いちごは原型をとどめていなかった。
この話しがうちの母親はなぜかすごいお気に入りのようで、
僕が家に彼女を連れてくるたびにど毎回その話しをしている。
ドヤ顔で話す様子はどこか彼女と張り合っているように感じた。
「私はあなたの知らない息子をいっぱい知ってるのよ」
という心の声が聞こえてきそうな、そんな印象だ。
ドトール三鷹北口店で、僕はそんな思い出を振り返っていた。
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